住居の歴史 その1
【旧石器時代 (~1万2千年前)】
地球上に人間があらわれたのが今から約500万年前。
地殻変動や火山活動も激しく、地形も大きく変化しました。
日本列島はアジア大陸と陸つづきで大陸から切り離されたのは
約1万年前の氷河期の終わりの頃と言われています。
ナウマンゾウやマンモスなどを石器を持って追って移動しながら
住んでいたようです。
大型の動物を追いかけて狩猟生活をしていたので、
ひとつの場所に定住することがなく、洞穴や岩陰などで
生活していたようです。
【縄文時代 (1万2千年前~)】
気温が暖かくなり、氷河がとけて日本は島国になりました。
マンモスなどの大型の動物が大陸から来なくなり
シカ、イノシシなどの小型の動物を狩って
生活するようになり、また木の実なども採れるようになり
食が豊かになります。
食が豊かになったことで家をつくり同じところで
生活するようになります。
竪穴式住居の始まりです。
ひとつの集落に4~6軒、ひとつの家に4~5人。
みんなで食料を分け合っていたと考えられています。
【弥生時代 (紀元前4世紀~)】
このころ、稲作がはじまります。縄文時代の後期ともいわれています。
お米を作れば保存が出来るので飢え死にする心配がなくなります。
水路や耕す作業、道具など様々なものが必要になり
人々の生活にも大きな変化が現れました。
お米を保存するために、湿気やネズミが侵入できないように
地面から高くした高床式住居へ発展していきます。
【古墳時代 (4~6世紀頃)】
2世紀の後半になると国同士の争いがはげしくなり
何年もつづきます。卑弥呼が初めて女性の王になり
争いはおさまり、平和な国になったといいます。
4世紀になると大和政権の誕生、
大和政権の文化は大きく発展し
次第に国としての基礎ができてきます。
民衆の住居の壁にはカマドができました。
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