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第1話 聖徳太子と大工

法隆寺

家づくりで忘れてはならないのが、この人聖徳太子(574年~622年)本名は厩戸(うまやど)皇子。
飛鳥時代の政治家、推古天皇の摂政として、蘇我馬子と協力して天皇中心の政治を目指した。
豪族たちの力が強いなかで、603年冠位十二階を定め、604年十七条の憲法を制定した。
仏教を熱く信仰しており、法隆寺や四天王寺などを建設し、仏教をさかんにした。

大工が必ず持っている道具に、差し金(さしがね)というものがあります。または、曲尺(かねじゃく)とも言ったりします。
建物を建てるにあたって大切なのが、水平・垂直・角度・曲線、差し金はこれらの下書きをするための道具で、なくてはならない道具なのです。大工は、この差し金をくるくると回しながら墨付けを行っていきます。この墨付けの技術を「規矩術」と呼び、現代にも受け継がれているのです。

この差し金、中国で生まれたものらしく、聖徳太子が日本に持ってきたと伝えられていて、建築の神様として崇拝されています。室町時代末期頃から、太子の命日とされる2月22日を「太子講」の日と定め、講が行われるようになったそうです。

法隆寺は世界最古の木造建築で世界文化遺産になっています。聖徳太子(厩戸皇子)が作った十七条憲法の第一条に、「和を以って貴しとなす」故事ことわざ辞典に“「和」の精神とは、体裁だけ取り繕ったものではなく、自分にも人にも正直に不満があればお互いにそれをぶつけ合い、理解し合うと言うことが本質ではなかろうか。”と書かれています。

自分の意見も素直に言って、そのうえでお互い妥協なく歩み寄り、理解していくことですね!

家づくりにも言えることですね!

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