家づくりの基本 構造を解体から学ぶ 経験と耐震等級
私が大工になったのは ものづくりの楽しさ
情熱をかたむけた職人の魂
法被姿がカッコよく思えて
家をつくる職業を選んだ
高校の卒業式
その翌日に親方のもとに弟子入りし
見習い時代がはじまります
大工って家をつくることが仕事だと
思っていたんだけど 家の建て替えで
古くなった家の解体からやるのです
重機でもって壊すのではなく
手作業でこわしていくのです
体力と神経をつかうハードな作業でしたね
ある日親方から言われたのは
「解体をすることで家の構造を学べるんだ」
えっ~! なるほど!
よい経験をさせてもらっているというわけだ
そんな時代もありました
瓦をおろし 壁をぬいて 梁をおろしていく
一本ずつ柱をぬいて この柱は最後で
ひょろひょろの状態になったところで
倒れるのはこの方向でロープをくくり
「せーの」でひっぱる
それでも簡単にはくずれなかったですね
土台を貫通し桁の半分の深さまで通した
柱の長いホゾがゆれに耐えていた
柱・梁・桁を継手・仕口・ホゾで
つないでささえる軸組工法(在来工法)です
そこに筋交いの役割り柱の横を通した壁貫が
共に家をささえている
現在の家はそうした軸組工法も大きな地震の
経験をへて 柱や筋交いを金物で接合して
柱・土台・桁や梁を1枚の面材でつなぎ
耐力のある壁をつくり
より頑丈な家になっていくのです
そうした解体作業や墨付け、キザミという経験が
リフォームやリノベーションにも
大きく役立っています
間取りをかえたい 間口を広げたい等は
柱や梁に影響してきます
ぬける柱か補強が必要なのかの
判断がいるのです
机上だけでは得られない経験を積むことが
リアルな構造塾になりました
2000年に制定された住宅性能表示制度
耐震等級という制度ができました
基準を設定した建物の強度の評価です
経験だけに頼ることのない
構造の安定を計るために基準項目をクリアして
第三者機関による証明書をとることで
認められるものです
自分だけの等級3じゃない
証明付きの耐震等級3で地震保険の割引と
安心を得ることができます
家の構造は間取りと計算と経験できめよう
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