第2話 檜・桧・ヒノキという木
「ひのき」という名の由来は「火の木」の意味で、古代に火をおこしに使ったという説と、尊く最高のものを表す「日」をとって「日の木」という説もあります。日本と台湾にのみ分布。日本では福島県以南から九州まで分布する。ヒノキは建築材として世界トップレベルです。
ヒノキで建てられた法隆寺や薬師寺の塔は1300年経った今も維持されています。全国各地で寺社建築に携わっている小川三夫棟梁は、「1300年経ってもヒノキを削ればよい香りがするし、使うこともできる。」と言われています。耐久性に優れていて、耐湿・耐水性にも強く保存性が高いです。
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ヒノキの香りには、アロマ効果がある。
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ヒノキ材は仕上がると美しい光沢と共に、特有の芳香があります。ヒノキ風呂・ヒノキ酒器などヒノキの香りは多くの人に好まれています。気分を落ち着かせる効果があったり、抗菌効果などを持つ有用な物質が多く含まれていることがわかっています。
日本のヒノキは植えられてから、ほぼ60年を経った時期に伐採され、建材になります。世代を超えて100年以上持つ家がヒノキを使えば建てられるのです。
国土交通省が定めた「日本住宅性能表示基準」で「劣化の軽減」についての等級で一番高いグレードの等級3を得ています。永く住み続けられる家は、ヒノキで作るべきであることを教えてくれています。
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